2020年10月28日19:00~21:00 開催
聞き手 本間(TOKY0 TEA PARTY 部長)
竹内(日本茶AWARD 東京事務局)
奥富(日本茶インストラクター協会東日本ブロック長)
●自己紹介(敬称略)
株式会社牛島製茶
福岡県八女市 牛島製茶と申します。
大正10年創業 来年(2021年)100周年を迎えます。
店舗は4つ、カタログ通販、ネット通販で小売業を中心に行なってます。
別事業として日本茶カフェ2つ運営しています。
茶畑も3ヘクタール持っていて生産段階から日本茶カフェまで。社内で6次化をてんやわんやでなんとか頑張ってます。今は100周年に向けて、今はいろいろ準備取り組んでいます。
[プラチナ賞受賞]
2017 定庵こうき(深蒸し煎茶無被覆以外)
柏木茶園
柏木と申します。神奈川県秦野市でお茶の農家をしています。
先祖代々農家をしています。お茶は祖父の代からで50年弱ほどになります。
家族だけで小さい農家ですが面積的には4ヘクタールほどになります。
日本茶インストラクターとしても活動しています。2年くらい前に乗用型摘採機を導入しまして、乗り回していますし、今日も秋整枝をしていました。
[プラチナ賞受賞]
2018 特上煎茶(普通煎茶 無被覆)
2019 特上煎茶(普通煎茶 露地)
清ざね茶園
山口です。鹿児島県曽於市にあります。曽於市は大隅半島の付け根にあり、宮崎県との県境近くです。お茶農家で面積は7ヘクタールほどです。荒茶を茶市場に出しています。昭和5年から始め、販売としては、ブランドを3年前に立ち上げて今に至ります。就農して5年目を迎えています。以前は大学卒業後東京で2年間飲食業に携わっていました。
[プラチナ賞受賞]
2019 姫椿(深蒸し煎茶 露地以外)
株式会社鈴木長十商店
静岡県森町で遠州森のお茶の製造元です。
専務として5代目になります。明治初年に創業。父とともに頑張っています。
今10年目の34歳です。
[プラチナ賞受賞]
2019 深蒸しさえみどり(深蒸し煎茶 露地以外)
品種茶専門店 心向樹
心向樹の川口と申します。
荒茶を仕入れ仕上げて販売しています。品種のお茶専門で2016年創業しました。
その前はサラリーマンをしていて、お茶の苗と品種の開発をしていました。そこから数えると、お茶に携わって13年ほどになります。
埼玉県の所沢市で営業しています。カフェもご近所の方に向けてやっています。
[プラチナ賞受賞]
2018 THE “HARUMIDORI”(普通煎茶無被覆以外)
無名’s clan ‘noodlemasterK’ (ウーミンズクラン)
コンセプトは「お茶農家だからできること、お茶農家にしかできないこと」というテーマをもとに様々な産地から集まった生産家集団です。
産地や名前は非公開です。
[プラチナ賞受賞]
2019 チャカラ 和紅茶ほうじ(ほうじ茶)
和多田 喜
2005年に表参道で茶茶の間というカフェを始めました、和多田 喜です。
日本茶インストラクターの資格も2005年にとり、お店では日本茶セミナーなどをしています。
カフェという場でお茶の消費者の方に寄り添って、日本茶の面白さなどを伝えていけたらと思いながら日々仕事をしています。
[プラチナ賞受賞]
2014 煎茶 青い鳥(香りのお茶部門)
●日本茶AWARDに出したきっかけやそのお茶のこと、周りの反応、苦労した話など。ヒカリエのイベントの印象などもお話しください。
株式会社牛島製茶
会社の転換のきっかけに出品しました。
父親が深蒸し茶をしようと考え約45年くらい前に静岡県菊川市で修行し深蒸し製法を持ち帰ってきたんですけど、深蒸し茶はその頃の八女では(時代的に)早すぎて受け入れられず、当時はお茶問屋さんに荒茶の卸を中心にしていたため、製法の変化にまったく買ってもらえなくなったんです。
ここで、この深蒸し製法の八女茶を売るために卸しメインから小売も増やすようになりました。
農家兼問屋さんへの卸販売という形から農家の面も残しつつ製造小売へと変化していったため
茶農家さんが出品する全国茶品評会からは疎遠になっていっていた中、出品できる対象が多い日本茶AWARDならばと思い、第一回大会から出品しました。
まず消費者の意見を聞けるというのが面白いと思いました。参加者から多くの意見を聞けるというのが良かったですね。初回2014年はナチュラルフレーバー部門で審査員特別賞を受賞しました。
ちょっと評価の難しいフレーバー茶に対する評価が気になり、一回目に出品したところ、いきなり賞をいただきました。
2017年は初めて深蒸し茶(無被覆以外)で挑戦しました。
お茶の外観は悪いけど、お茶の色も良く濃度があって良いお茶に出遭えたので、その年はフレーバーティーをやめて深蒸し茶を出品しました。
このお茶は今振り返ってもかなり印象的なお茶です。お茶だけ味わってすべてを満たされるような深みのあるお茶でした。
後付けではありますが、この受賞茶は、お茶というより食べ物のような印象を与えるお茶でした。
柏木茶園
インストラクターの会報誌に知らせが入ったのがきっかけでした。第3回2016年に初めて出品しました。
最初は一次審査で落選、2017年は二次審査で落選し、2018年にプラチナ賞を受賞しました。
普通煎茶の露地のお茶を生産して、小売も少ししているのでそのお茶を出品しました。
水色はあまり緑色ではない昔ながらのお茶になります。
自分は濃い目が好きです。このお茶も長く浸出してもらってしっかりとした味わいで楽しんで、もらいたいです。毎日、普通の食事時や何げない時間に、飲んでいただけるような飽きのこないホッとするようなお茶です。
清ざね茶園
2017、2018、2019と3回出しています。
ブランドを立ち上げてから、評価してもらえる品評会として日本茶AWARDに出しました。
“姫椿”という銘柄は、味わいとしてうま味と甘味に特徴があるようにブレンドして作りました。
実は今までのAWARDの結果を見て、人気のありそうな「さえみどり」を摘採日と圃場の違う3種類の「さえみどり」をブレンドして作りました。
このお茶の製造時期はこのお茶は印象が弱くて心配した部分もありました。
実際仕上げてみたら甘味も強く色も良くて内容も伴っていて自分もびっくりしました。
日本茶AWARDに出した後は、何件か取引が始まりました。
世界が変わったかなという印象があります。
株式会社鈴木長十商店
「さえみどり」が人気で毎年上位のような印象だったので「さえみどり」をブレンドして出品し、運良くとれた状況です。東京都の品評会にはある程度毎年上位に入れていたので挑戦していたんですが「やぶきた」より「さえみどり」なのかというのが日本茶AWARDの印象です。
「さえみどり」を静岡で栽培するのにあたって3年に一度当たり年があると感じ、昨年は当たり年だったような気がします。それを仕入れられたのでラッキーでした。
今年あったらいろんな部門で2、3面白いのも考えていて出したかったです。
TOKYO TEA PARTYでの印象は、受賞したお茶は静岡の「さえみどり」。濃度もあり色も綺麗なお茶でした。プレゼンテーションでは「そんなに濃くして飲むの?」と聞く人が多かった。濃い目に淹れて飲んで欲しいと思います。
品種茶専門店 心向樹
2018年HARUMIDORIでプラチナ賞。取りに行って取れました。新規創業だったので、取引先に合組仕上げの自分たちの技術をわかって欲しくて出したというのもあります。
人気のある「さえみどり」と「つゆひかり」以外で(「あさつゆ」の血の混ざってないもの)出したくて、様々なお茶を分散して出品しています。
今年は新品種でチャレンジしたかったです。
審査方法が変わるようだったので面白い気もしていました。
自分がどんなことができるのかをこの場で伝えていきたいと思っています。
(司会 本間:今までスタッフとして協力もいただきましたが、受賞者側で出て見える景色は違いますか?)
品種茶専門店 心向樹:出てみるとインストラクターのスタッフの皆さんの努力がさらによく見えました。
もっともっと双方が活躍できる場所になってもらいたいです。
無名’s clan ‘noodlemasterK’ (ウーミンズクラン)
2019年のAWARDで和紅茶ほうじを出品しました。メンバーでガスコンロでほうじ茶を作って遊んでいたのですが、その時紅茶を焙じたらびっくりするような美味しさを感じました。
それで自分たちの知識と経験などを踏まえて紅茶を作って焙じたら皆さんがどんな風に感じるのかを試したくて出品してみました。
(司会 本間:どういうものがほうじ茶に向いている紅茶だと思いましたか?)
無名’s clan ‘noodlemasterK’ (ウーミンズクラン):ほうじ茶の原料って精揉機でたたみますが、それで火が通りやすくなるから、それであえて紅茶をたたむような感じで作りました。(たたむ=平たくするという意味)
お茶の葉っぱを「ぺったんこ」にする精揉機を使って紅茶を作りました。
賞をとった後の反響としては、私たちは顔実名を非公開でやっているので、それはなんでなの?ということを聞かれたり、和紅茶ほうじっていうものにこのお茶はほうじ茶なの?紅茶なの?どんな部類に入るの?って聞かれたりの声はいただきました。
紅茶の甘味もあるけど火の香りがあったり、ウーロン茶のようだなど、一つのお茶なのにいろんな味があると皆さん驚かれていました。新しいものに出会えたという意見をいただけました。
和多田 喜
2014年の第1回に、香りのお茶部門で「青い鳥」でプラチナ賞をいただきました。
その受賞茶の「そうふう」は、6年前は市場に出回ってない状態でした。
カフェのお客様の若い方や外国の方に評判がよかったので、そこでどんな評価を受けるのか試してみたかったのもあり出品しました。
もともとお店では人気のお茶でしたし、当時は幼木で収量も少なかったので毎年秋になると売り切れるお茶でした。
今は畑も増えて年間を通じて飲めるようにはなっています。
「青い鳥」は従来の日本茶のイメージにさらにいい香りが加わったようなお茶です。
お茶らしい味わいがあるのですが、品種の特徴の爽やかな香りが引き立っています。
普段のお茶に優しさと甘い香りが加わったような印象があります。
●これから注目されるお茶なのではというお茶を紹介してください。
和多田 喜
戦後になって国内で機械製茶が整備されていきました。
そのような中で生まれてきた普通煎茶のなかでも、香りに注目してお茶をセレクトしてお店でも提供しております。
日々の接客の中で感じるのですが、香りの伸びがあるお茶が評判良く好まれます。
そういうお茶は淹れ方を選ばず、熱湯でも80度でも水出しでも美味しく楽しめます。
淹れ方を変えることで日本茶って自由に楽しめるんだということが伝えることができるお茶です。
これからも今あるお茶の楽しさを積極的にお客様にアピールしていきたいと思っております。
カフェでは温かいものだけではなく冷茶の注文も多くあります。
「日本茶は温かい飲み物だ」というイメージは、もうそれほどないようです。
若いお客様はお茶ってすごくオシャレでかっこいいもので、憧れを抱かせるオシャレなものと捕らえている気がします。
(司会 本間:メニューに関してはどうでしょうか?)
和多田 喜:広い世代のお客様にご来店いただきますが、特に当店の特徴としては30代、それより下の世代の人も多いです。
お茶とスイーツの組み合わせでメニューを用意しており、1煎だけの提供と価格を変えて煎を4回にわけて提供する2種類を用意しています。
煎を重ねるほうがご注文数が多く、お茶を淹れるという行為が評価されているのだなと感じます。
良い意味でペットボトルに慣れ親しんでいて、そこへ手間をかけたらより美味しいものが飲めるんだろうという期待感を持っていただけているのだと思います。
日本茶の未来は明るいものだと思います。
無名’s clan ‘noodlemasterK’ (ウーミンズクラン)
次注目しているのは、個人的ではあるけど、究極のワイルドフレーバーティーっていうのはどんなのかと思ってます。
どんな有名なお茶処にも放棄茶園があると思うのですが、それは綺麗に整っている畑の中にちょっとボサボサってなっているようなところなんですが。
管理されていないお茶の木でも春になると新芽がちょこちょこ出てくる。
人の手が加わっていないような、お茶の木の力だけで頑張って出てくる芽で作ったお茶ってどんななんだろうと興味があります。人の手が入るものは丁寧で良いものだと思うけど、人の手から離れて何年か経って本当にそのものの力だけで自力で出てきたものの味を知りたい、それを自分でつくってみたいです。
お茶はこういうお茶を作るっていうゴールを目指して作るのではなく、そのもの自体を尊重して作って最後に飲んでもらう人に好きかどうかを評価してもらう。
お茶本来のものを生かせるようなお茶を作りたいです。
日本茶に興味のない人にも飲んでもらいたいと思います。
品種茶専門店 心向樹
自分の専門柄、品種もの、同じ品種であっても仕上げの違い、産地の違い、製造の違いでこれだけ違ってくるというのを表現したり、やぶきたを中心とした若葉系の香りやうま味・渋みというのが今の日本茶の中心だと思うけど、もう少し香りのお茶が出ているというのを消費者に伝えたいですね。山のお茶と平場のお茶で感じ方も違う。自分もその違いを知れるのが嬉しいんです。自分の知らなかったことを知れるというのをお茶を通して体感できるのが魅力なのでその辺を狙っていきたいです。
具体的には昨年出願公表された「きよか」。これはかなり良いと思っています。「こうしゅん」や地元の「ゆめわかば」、「むさしかおり」などはお茶としての品質の高さに加え「やぶきた」と明らかに香気の違う特徴があります。今はそういうのが好きな人が多いのではないかと感じています。
お店のお客様は、大きく二つに別れます。
わざわざ品種を求めにくる方は日本茶を深掘りしていきたいタイプの方。シングルオリジン前提でお茶の面白い扉を開けるというアプローチが必要です。お茶そのものを楽しみたい人が多いんですね。
地元の方は日々のお茶を買い求めにきます。そちらには地域に愛される合組が必要です。
株式会社鈴木長十商店
お茶って堅いイメージがあります。急須で淹れるのが面倒な同世代の人も多いです。
粉末、ボトルでティーバッグにして品種の特徴を出す商品作りに注目しています。
ティーバッグは下級なイメージもありますが、だからこそ高級なもの、香りの良い浅蒸しのティーバッグを出せたらいいなと思います。また甘味の強いもの、渋みの強いものなど特徴があるものが良く、特徴の無いものは難しいのかなと感じています。深蒸し茶は特徴が出しにくく、これから浅蒸しの特徴の出しやすいお茶が生き延びていくように思いますね。
TOKYO TEA PARTYで無名’s clanさんのお茶、ファインプロダクト賞のはちみつみたいな香りのお茶があることを知ったので、そういうお茶も作ってみたいとも思います。
清ざね茶園
香りが強いお茶が注目されるのではと思っています。弊社は深蒸しの製茶ラインですので、そういった香りのお茶は出しにくい感じがあります。先日、温度を設定しながら蒸せる機械を作ることができると聞きました。蒸気の温度を低めに設定できるなら、香りの残った深蒸しを作ることができるのかなと。まだまだ先になるとは思うので、今は深蒸しらしい、うま味があってまろやかで水色のいいお茶を作って消費者に届けていきたいと思っています。
自身は普段深蒸しや、これからの時期はほうじ茶を飲みます。あとは焼酎に混ぜて飲んだりしている。前職が飲食関係なので飲食店に卸してリピートされるような、そういう楽しみ方も提案したいですね。
柏木茶園
当園は普通煎茶作っていて、設備的に他を作るのは難しいので、今後も普通煎茶を作っていきたいと考えてます。新しい設備は費用もかかり価格にも転嫁されますので、今の状態でコストを上げずにいいお茶を作っていきたいです。
今年新しい品種「かなえまる」を植えました。数年先に摘採できると思うので、それがどう消費者に、評価されるか楽しみです。
このお茶は日本茶AWARDに出してみたいから期待してほしいです。
(司会 本間:ちなみにどんな特徴のお茶なんでしょうか?心向樹 川口さん説明お願いします)
心向樹:「かなえまる」は「やぶきた」のあとを継げるような、バランスのいいものですよ。
株式会社牛島製茶
当店の工場のラインはすべて深蒸し茶製法のラインは全部深蒸し茶になります。
時代は良い物、流行も繰り返すと考えてます。
昔主流だった香りが特徴の浅蒸し茶ブームがやってきちゃうのかなと心の中で思っています。
そこは、時代のニーズは掴みながらいろいろとチャレンジしたいです。
今は、大正10年に創業者の定次郎(当日着ているTシャツにも書いてある)が作ってたお茶ってどんなお茶だろう?と色々考えお茶を探してます。
その当時は「やぶきた」は無いので在来種の浅蒸しかな、釜炒り茶かな、自然仕立てで作ったようなお茶かなとか楽しく想像を広げてます。
100周年記念初代「定次郎のお茶」を作るにあたっていつもとは違う角度からお茶を探す楽しみを持ち毎日を過ごしてます。
●これからに日本茶AWARDに期待したいことや、こうしてほしいなどの要望があればお聞かせください。
和多田 喜
せっかく渋谷でしてるのでお店も近いから絡めて何かできたらと。。。
お茶に興味を持ってる方をお祭りっぽく巻き込めたらいいな。うちでやれることもあればいいと思います!お茶って楽しい、その楽しさをもっともっと伝えられたらと思います。
無名’s clan ‘noodlemasterK’ (ウーミンズクラン)
今結構流行りのSNSでの発信をもう少しやってもらえるといいかなと思いました。
Instagramなどで若い人はテレビよりもよく見るツールなので。いろんな国の人も見る機会が増えると思うので、力のあるツールを活用してほしいです。
品種茶専門店 心向樹
今まで日本茶AWARDの最終審査(三次審査)に関わる人は日本茶に関わる人が多い気がします。
そうじゃ無い人を無作為に巻き込めるようにして、投票してもらうというような、それくらい気軽であってもいいのではないでしょうか?。インストラクターはインストラクションするのがメイン。支部と地域のお茶のタッグを組んで呈茶するのはどうでしょうか?。チーム戦のように。皆支部をあげて、総動員で地域から出たお茶を盛り上げてみたらどうだろうか。。。と思います!
株式会社鈴木長十商店
昨年初めて会場に行き審査を見ました。意向は一般対象となってるけど20種のお茶を飲み比べるのは難しすぎると思います。せいぜい5種だよねという意見が周りからも出ています。
一般の方には面白いかもしれませんが、後に飲んだお茶の方がインパクトが強いのではと思う。
また20より5にした方がプラチナ賞を取った時希少で嬉しいと思います。
SNSの他にもYouTubeなどにも取り上げてもらって、もっと若い人に知ってもらいたいし、渋谷でやっていることを活かしてほしいです。
清ざね茶園
今後は他のイベントとコラボしてイベントをする、みたいなことが良いと思います。
パッケージの淹れ方の目安は出品者に聞いてもらって記載してほしいと思いました。
柏木茶園
三次審査は、一般の方の申し込みが少ないのかなという感じがあります。
もっと一般の方に申し込んでもらった方が良いと思いますので、極端にいうと茶業界の人は参加不可にしてもいいかも。場所についてもヒカリエの上の方の階でやっているのでアクセスが悪いのではという気もします。ヒカリエにこだわらなくてもいいのかなと思います。
他の何かに便乗したり、コラボして通りすがりの人が参加するような状況を作るのもいいのかなと思います。
プラチナ賞だけアソートパック(セット)というのは、個人的には抱き合わせな気がして買いにくいのではないのかなと思っています。
あとこの場を借りて伝えたいのはスタッフの皆さまのご苦労には感謝しています!!!
今後も関わったら頑張りたいと思います!
株式会社牛島製茶
2014年の初回から去年までずっと出品してきました。
第1回目の盛り上がりの印象が強かったです。プラチナ賞を受賞した2017年の印象より初回の印象が強いです。
消費者最終の審査はたくさんのお茶を飲み比べるのはキツく、中盤戦の人が有利な気がします。
第一回大会はうまいお茶、香りのお茶、フレーバーの3部門だったからかシンプルで消費者も、わかりやすかったのでは?と思います。
2014年のうまいお茶部門などの「うまいお茶」「香りのお茶」など受賞カテゴリの文言が柔らかい感じが好きでした。
普通煎茶とか無被覆とか、専門過ぎてそういうのは一般の方にはわからないと思います。
店舗スタッフが聞いた話だと、最近、若い方が商品を見て、玉露を「たまつゆ」と煎茶を「ぜんちゃ」と読む人が出てきたと聞きました。
またそんな中で「無被覆(ムヒフク)」などわかりにくい。
一般の方を対象にするなら一般の人に伝わるような柔らかい表現にした方が良いし、回を重ねる
ごとに茶業関係者だけが理解できる品評会色が強くなっている気がします。個人的には消費者がわかりやすい柔らかい表現が良いとおもいます。
<司会 本間(日本茶インストラクター協会東日本ブロック長)>
4夜目、最終回を迎えたZoomインタビュー。
今回は生産者、日本茶カフェ経営、小売店など、様々な形態の出品者の方がご参加くださいました。
貴重なお話の中から、一部を抜粋させていただきました。
1〜4回のインタビューにご参加くださった皆様に心より感謝し、お礼申し上げます。
皆様の貴重なお話を共有させていただき、より良い日本茶AWARD 、TOKYO TEA PARTYへとつなげていきたいと思います。
読んでくださった皆様もありがとうございました。
今まで以上に、日本茶を楽しむきっかけになっていけたなら幸いです。
▶︎第1回目 日本茶AWARD出品者(受賞者)へのZoomインタビュー