オンライントークショー開催のお知らせ

森岡書店 × 茶の思月園 オンライントークショー

日本茶AWARD 並びにTOKYO TEA PARTY 2021へ向けて
オンライントークショーを開催いたします。

11月29日(日)15:00~16:00
Instagram nihonchaaward より配信

 

テーマ

「茶の未来と本の未来」〜様々な視点から探る〜

 

ゲスト 森岡督行(森岡書店 店主)さん
聞き手 高宇政光(日本茶AWARD 発起メンバー / 茶の思月園 店主)

 

銀座にあるレトロビル(鈴木ビル)の一角で1週間に1冊の特別な本を紹介する
今多方面から注目される書店店主の森岡督行さんと
日本茶AWARD設立に奔走した、日本茶店 店主であり日本茶界のトップランナーの
高宇政光が、本と日本茶の共通点を通してこれからの本と日本茶について繰り広げる
おしゃべり。
これから自分たちに必要な何かをたくさん散りばめた1時間を、
どうかお楽しみください。

 

森岡書店

森岡督行氏 プロフィール

1974年生まれ。著書に『荒野の古本屋』(晶文社)などがある。出展・企画協力した展覧会に『そばにいる工芸』(資生堂ギャラリー)、『雑貨展』(21_21 DESIGN SIGHT)などがある。資生堂『花椿』オンラインにて「現代銀座考」を連載中。森岡書店のコンセプトとデザインに対してレッド・ドット・デザイン賞(ドイツ)、iFデザイン賞(ドイツ)、D&AD・Wood Pencil賞(イギリス)、グッドデザイン・ベスト100(日本)を受賞した。

 

茶の思月園

高宇政光 プロフィール

1949年生まれ。東京都北区赤羽にある日本茶店 思月園 3代目店主
日本茶インストラクターの立ち上げに関わり、6年前に発足した日本茶AWARDの立ち上げにも奔走。現在は番茶の研究や日本茶を通してみた日本の近代史を執筆中。
お茶と本とおしゃべりが大好き。
著書 「僕は日本茶のソムリエ」「お茶は界をかけめぐる」「日本茶ソムリエの日本茶教室」(いずれも筑摩書房)

 

視聴方法

1:Instagram をインストールして、nihonnchaaward のアカウントをフォローしてください。
2:時間内にトップ画面にて「live」の表示をクリックしていただけましたら、その時間どなたでもご覧いただくことができます。画像はアーカイブで残す予定です。

日本茶AWARDのInstagramはこちら↓
https://www.instagram.com/nihonchaaward/

日本茶AWARD出品者(受賞者)へのZoomインタビュー 第2回目

zoomインタビュー集合写真第二回

2020年10月26日 19:00〜21:10 開催
聞き手:竹内(日本茶AWARD東京事務局)
    本間(TOKYO TEA PARTY部長)
    奥富(日本茶インストラクター協会東日本ブロック長)

 

●自己紹介(敬称略)

お茶処しまだ
お茶処しまだ

長崎県でお茶処しまだというお茶屋を経営しております嶋田祐子と申します。日本茶インストラクターでもございます。二度目の出品をいたしましておかげさまで2019年にプラチナ賞を受賞しました。
[プラチナ賞受賞] 
  2019 八女伝統本玉露「絶品」

 

株式会社松北園茶店
株式会社松北園茶店

京都の宇治で松北園茶店という茶問屋の代表をしております杉本と申します。いろんなところに顔を出させていただいているのですけど、日本茶インストラターだけは登録だけで何もしていません。(笑)
[プラチナ賞受賞] 
 2015 普通煎茶
 2016 普通煎茶・玉露
 2017 宇治煎茶最高宝光印、宇治玉露最高宝誉印

 

原田製茶
原田製茶

長崎でお茶を生産しています原田と言います。日本茶AWARDでは何度かお世話になっています。
ありがとうございます。
[プラチナ賞受賞] 
 2018 心茶鬼木みどり
 2019 心茶鬼木みどり

 

株式会社備前屋
株式会社備前屋

埼玉県日高市で狭山茶の産地問屋を営んでいる、清水と申します。産地問屋ですのでお茶の生産はしていないのですが、台湾の烏龍茶に惹かれて釜炒り製の半発酵茶を作り始めて9年目になります。自分が作ったものが第三者にどのような評価を受けるのか知りたくて日本茶AWARDに出品しました。今年の開催がなくて残念がっている一人です。
[プラチナ賞受賞]
 2016 釜炒り茶

 

株式会社丸八製茶場
株式会社丸八製茶場

石川県でほうじ茶を中心に製造販売をしております。丸八製茶場の丸谷と申します。日本茶インストラクターは10期生。昨年あたりから北陸支部の立ち上げを何とかならないかと持ちかけられています(笑)
[プラチナ賞受賞] 
 2018 献上加賀棒茶

 

株式会社宮﨑茶房
株式会社宮﨑茶房

宮崎県の五ヶ瀬町というところでお茶を作っています宮﨑茶房の宮﨑です。普段はお茶の栽培・製造をしています。釜炒り茶を中心に烏龍茶と紅茶も作っています。
一応日本茶インストラクターは持っていると思うのですけど会費がギリギリしか払ってないので登録が抹消されそうな雰囲気になっています(笑)
[プラチナ賞受賞]
 2014 発酵系のお茶
 2017 五ヶ瀬有機釜炒り茶

 

 

●これから日本茶を楽しむとき、香りが重要になるのではと思うのですが、花のような香りを漂わせるための「萎凋」という技術とその香りの可能性についてどう考えていますか?

 

宮﨑茶房
株式会社宮﨑茶房

お茶を作っている時に漂う「花香」が好きで、作り始めました。
「釜炒り茶は釜香とスッキリした味が特徴だけど、それと「萎凋香」がとても合うので、釜炒り茶は萎凋させた方が絶対にいいと思っています。昔から「とめ葉」といって工場で生葉を一晩おいて次の日の朝からつくっています。また宮崎にはいろいろな品種があって、「みなみさやか」もなんですけど「たかちほ」とか「うんかい」とか「やまなみ」とかですね、宮崎の固有品種は釜炒り茶用品種であるんですけど、「萎凋香」がすごくよかったので「萎凋」についてスタッフ皆で研修をはじめました。産地としても「萎凋香」の釜炒り茶をもっと全面に出していって、「釜炒り茶」を全国に広めていけたらなと思って取り組んでいます。

 

丸八製茶場
株式会社丸八製茶場

数年前までは、ほうじ茶を製造するにあたり一般煎茶が合うだろうとまったく萎凋していない原料で作っていました。
「印雑」品種で作るほうじ茶は、独特な花のような香りがするというので、今はこの香りを生かした商品もつくっています。北陸新幹線が開通してから「棒茶」が独り歩きを始めて、ここ5年でかなり広がったので去年から石川県の茶商組合で地域団体商標の取得をすすめ、今年1月に「加賀棒茶」の4文字を地域団体商標にし、石川県全体で守るようにしました。次なるほうじ茶ももっと積極的に探そうと2年前から毎月1日に違ったほうじ茶を出す、ということを製造のメンバー自らに足かせをはめました。そんな動きの中で宮﨑さんともつながることができましたし、清水さんともお話することもできましたし、いろんなことが広がってきたなと感じます。ほうじ茶は香りのお茶ですので、そういった面では釜炒り茶や「萎凋」との親和性が高いと感じています。もっとおもしろい風味を出せる原料を探していけたらいいなと考えています。

 

備前屋
株式会社備前屋

受賞した時に日本茶AWARDは、「萎凋」を欠点としてみないんだなと嬉しく思いました。家業を継いだときに「萎凋香」を教え込まれましたが、品評会では欠点と聞きとても驚きました。
昔は、お茶の葉を摘む能力が製茶の能力を上回っていたので、お茶の葉が一泊だけでなく二泊してしまったものもあったらしいのです。そういったものが「萎凋」とひとくくりにされるけど、「萎凋」ではなくておそらく「むれ香」だったと思います。それが「萎凋香」を欠点だとなった理由なんじゃないかと思うのです。日本茶は、一から十まで揉むという工程で水分を追い出すので、丁寧な方法なのだけれども不合理でもあります。(揉む前に)水分を抜くということは、揉む時間が少なくて済む合理的な製法です。煎茶は萎凋した時の香りの2割か3割が製品にキックバックしてくるのですが、釜炒り茶にするとその3割から4割が残るほど、香りの差があるんですね。そう考えると「萎凋」をやっていると釜炒り茶に移行するのが必然なのかなと思います。宮﨑さんもおっしゃっていましたけど、香りを追求していくと蒸し製は釜炒り製にはかなわない、でも萎凋した緑茶の香りの良さも間違いなくあります。たとえば、蒸し製の萎凋香では飲み終わった後の余韻が強く響き、苦渋味が半減します。煎茶の「萎凋香」をお客様に説明するには非常に難しいけど、萎凋した釜炒り茶を飲んでいただくと香りも味も違うので分かりやすいようです。その後にこれを煎茶にするとこうなりますよ、と説明すると理解いただけます。今、「かぶせ」というものがスタンダードになってきて、うま味成分の多いお茶がかなり大きい柱になっています。「萎凋」というのはそれと逆で、味は二の次で余韻に香りを感じていただくだけで良いと思います。アミノ酸のうま味のお茶が主体になっているのであれば、「萎凋香」がもう一つの柱になってもいいのではないでしょうか。結果的に出来ちゃったという「萎凋香」ではなく、蒸し製でも「萎凋」という工程を施してから製茶することでチャーミングな日本茶ができるのだと考えます。

 

原田製茶
原田製茶

蒸し製玉緑茶をつくっていますけど今まで「萎凋」というものが考えたことはありませんでした。なるべく「萎凋」というか「ムレ香」を出さないように、お茶を摘んだらなるべく早く製造にかかることを念頭においていました。でもやはり芽重型のミル芽を摘んですぐに蒸してしまうと蒸しつゆがついてしまってうまく蒸せないということもあって、最近、生葉を摘んできて半日から12時間くらい寝かせてから製造にかかるというところも出てきて蒸し製玉緑茶も「萎凋香」を生かす農家も出てきている感じはします。でも私は、県や農協の指導もあってなるべく積んで来たら早めに製造にかかるように、鮮度のよい製造を心がけているところです。

 

松北園茶店
株式会社松北園茶店

京都の伝統的な玉露の産地にはもともと生葉コンテナはなく、「玉露は一晩おいて揉むのが常識」と言われていたそうです。たぶん「萎凋」ってもともと日本茶の中ではナチュラルにあるものだったのに、葉傷みをさけようとして鮮度主義が行き過ぎてしまってなくなったということもあるんじゃないかと思っています。昔の新茶の香りがよかったというのは、萎凋しているか萎凋していないかの違いじゃないかと思っています。
「萎凋」は品評会的にはダメと言われながらも、実はおもしろいんじゃないの、というのは私の父先代も言っておりまして。自分も父も特徴のあるお茶づくりを目指して、萎凋に注目して煎茶づくりに取り組んでいました。
「萎凋」や「発酵」、鮮度優先の緑茶などのすべての振れ幅を知ったうえで、それらをうまく掛け合わせて日本茶の多様性をつくっていけたらなと思っています。日本茶AWARDが、カメリアシネンシスの振れ幅をなるべくたくさんの人に知ってもらうきっかけになっていくと良いと思います。
最近、日本茶AWARDに出させていただいて思うのですが、「さえみどり、蒸しグリ、焙煎香強い」ものだけが上位になるようになってしまっているような気がして、そこが次、我々が変えていかないといけないところだと思うんです。
釜グリの香りが強くなるのはまさにその通りで、味を濃くするとにおいが薄くなる、においにこだわると味が薄くなるのは自然の摂理で、そのどれもが大切にしないといけないので、そこのところが育っていくような場になっていくといいと思うし、自分も律してあくまでもブレンドにこだわってやっていきたいと思っています。

 

お茶処しまだ
お茶処しまだ

香りというものはお茶にとってとても大切です。長崎県は今は蒸し製玉緑茶を作っていますが、昔は釜炒り製玉緑茶を販売し、つくっていたわけですね。父が茶問屋をしていた昭和32年だったかな、全国製茶品評会に釜炒り茶を出していて、その頃長崎県では釜炒り茶を飲んでいました。その頃は、お茶は家の周りに植えてある茶の木を摘んで自分で釜で炒って飲む、そんな文化があったんですね。自分がお茶屋を継いだ時も父と様々なバトルをしてきたのですけども、蒸し製玉緑茶になった時、飲みなれていた釜炒り茶の香りがないと言われました。今の長崎のお茶屋も、うま味が多く香りもあるお茶が評価されています。父の時代のような香りの良い釜炒り茶を扱ったとしても蒸し製玉緑茶のように売れていかないこともあります。日本茶AWARDで皆さんのお話を聞いていると、日本茶を飲まなかった人たちが日本茶へ入り込んでいけるような新鮮な香りを作り上げていくことはとても素晴らしいことだと思いました。時代に合う香りっていうのかな。

 

 

●皆さんは、従来の方法にとらわれず、新しい発想と行動力で新しい挑戦をしている印象がありますが、これから人気が出そうな、注目されそうな、これからの日本茶のタイプを教えてください。

 

宮﨑茶房
株式会社宮﨑茶房

「飲んだら元気になるお茶」というのがあって、有機栽培、釜炒り茶なのですけど。
 今研究しているプアール茶。今まで萎凋のときに天日に当てるとかやっていたけど、製茶途中で天日に当てるとか、乾燥させるとか今までやってこなかったけど、やってみるとおもしろくて、できた製品を飲むと体が温かくなったりします。カラダにやさしい感じがします。鉄っぽい香りがするけど、全国でつくられている番茶のようなものを組み合わせていくとおもしろいんじゃないかなと思っています。カラダを冷やさない、温めるみたいなイメージのお茶がくるかもしれないな、と思います。

 

丸八製茶場
株式会社丸八製茶場

なかなか予想するのも難しいですけど、茶業界では多様化が一つのキーワードかなと思うので、それぞれの好みの風味が探せるような種類がまだまだ出てくるのかな、と思います。コロナで人と会うことが制限されている中ではありますが、落ち着いた先には一緒に「お茶を飲む時間」が必要になると思います。今まで効率を重視し、お茶を飲むことが無駄な時間に思われがちだったのですが、うちのテーマのひとつとして無駄な時間をいかに売るかを考えたいなと思っています。「お茶を飲む時間」を発信するために、うちの会社では喫茶空間をつくり、思いっきりゆっくりしてもらっています。お茶を飲むシーンをもっともっと発信して、楽しいだったり、新しいだったり、そんな時間の場がつくれるとどんなお茶でも当てはめていけるんじゃないかと考えています。

 

備前屋
株式会社備前屋

コロナの影響もあって、発酵というものに目が向いており、宮﨑さんがおっしゃるように後発酵茶が一つのキーワードとも思います。ところが関東には番茶文化がなく、残念ながら後発酵茶の魅力が理解できておりません。私が「萎凋」に魅力を感じるのは、作っているときに髪の毛の先まで染まるような鮮やかな香りです。できれば半発酵茶がメインになってくれるといいなと願っています。(萎凋香は)日本の文化ではないのかなとは思ってはいますが(笑)。
それと、いつも思うことは蒸し系のお茶は急須を洗うのに何リットルの水が必要なのだろう?ということですね。
それに比べて釜炒り製は茶殻交換が容易で、ピンセットでつまみ出すことも可能です。今後、緑茶リーフ販売拡大に、茶殻交換と急須清掃の簡便さが切り口の一つになるかもしれません。

 

原田製茶
原田製茶

蒸しグリもいいのですが、中国に発酵茶から後発酵茶までいろいろなお茶があるように日本でもいろいろなお茶が飲める喫茶などをたくさん作っていけたらな、と思っています。お茶をみんなでゆっくり飲んで話せるようなところができて、そのようなところに、いろいろなお茶が提供できるようになればと思っています。

 

松北園茶店
株式会社松北園茶店

私は、ティーバッグがキーワードと思っています。うちの百貨店の売り場でギフトを除いた毎日のデイリー商品を見ると売り上げの35%くらいがティーバッグになっているんですよ。それは現代の人の生活がそういうことになっていて。私もマグカップで飲んでるんですけど、急須でお茶を飲むことを求めることも大切なんですけど、それだけをやっていると、よりマイナーになっていってしまって業として残らないと思います。コロナで残念ながら日本国内はさらにデフレの方向になっていて、最近お茶屋さんの話を聞くと嘆きばかりになっています。スーパーでは、ティーバッグが52ピース298円の戦いになっていると聞きます。
おいしく感じてもらえるティーバッグをまじめにつくらないとダメだと思っている。そういう意味で萎凋系であったり、ほうじ茶であったり皆さんもやっておられるので、先輩もたくさんいらっしゃって、お金のとれるティーバッグを目指していくべきかなと思いますね。それがくれば、まだまだ日本茶も捨てたもんじゃないのかなと思います。美味しいだけじゃなく、香りなどの多様性をティーバッグできちんと見せることができればいいのかなという風に思います。

(司会 竹内:今後、そのような期待に添うように、ティーバッグの部門も必要になってくるかもしれませんので検討が必要になってきますね。)

 

お茶処しまだ
お茶処しまだ

ティーバッグの玉露も実はすごく人気があります。受賞した玉露のような昔ながらの文化的なお茶という路線も残さなくてはいけないと思っています。ティーバッグも良いのだけれども、こんなお茶もあるんだよということを人生で一回くらいは経験していただきたいというのもある。
玉露を淹れるときに網のない筋だけついているタイプの「ほうひん」を使うのですが、今の網がついている急須で淹れると網がはずれちゃったとか、網に汚れがついてないかしら?とか急須の問題が出てきます。私の使っているような「ほうひん」を使うと、茶葉もパンと捨ててさらっと洗って本当に楽なんですよ。お茶と急須を一緒に考えていかないといけないというのもひとつですね。ティーバッグも大切なポイントと思っていて、水にポンと淹れておいしく飲めるお茶、熱いお湯でおいしく飲めるお茶、レンジでお湯を作って、ポンと入れるだけでおいしいお茶も必要だと思います。お湯を冷まして淹れることは大事だけど、簡単に淹れても「おいしいじゃない日本茶って」というカタチのお茶を茶関係者が努力をして店頭に並べていくこと。そして、コロナ禍でホッとしたいと思う時に飲む場合は、伝統的なお茶が必要になると思いますが、いい加減なつくりの急須などでは使いにくいとがっかりしてしまうので、文化に関わる部分はきちんとやっていくことが大事になります。これからは、文化としてのお茶と日常の生活で飲むお茶と両方が大切だと思います。
また、消費者の皆さんに、親切に細かく伝えていく努力をしていかなくてはいけないと思います。

 

<司会 竹内(日本茶AWARD東京事務局)>
皆さんのお茶への愛情をたくさん感じることができました。今後もお茶と消費者の皆さんをつなげる橋渡しとなるよう日本茶AWARDを盛り上げていけるよう精進します。今日は長時間にわたりありがとうございました。

 

▶︎第1回目 日本茶AWARD出品者(受賞者)へのZoomインタビュー 

▶︎第3回目 日本茶AWARD出品者(受賞者)へのZoomインタビュー 

▶︎第4回目 日本茶AWARD出品者(受賞者)へのZoomインタビュー 

日本茶AWARD出品者(受賞者)へのZoomインタビュー 第1回目

zoomインタビュー集合写真

2020年10月22日 19:00 ~ 21:00 開催
聞き手:本間(TOKYO TEA PARTY部長)
    奥富(日本茶インストラクター協会東日本ブロック長)・
    竹内(日本茶AWARD東京事務局)

 

●自己紹介(敬称略)

株式会社おさだ製茶
株おさだ製茶 長田夏海

静岡森町製茶問屋、関東圏への卸、県西部での小売などをしています。天竜水系と言う手摘みのお茶。昔からのオーソドックスの煎茶で受賞しました。
[プラチナ賞受賞] 
 2019 手摘み 天竜水系

 

鹿児島堀口製茶有限会社
鹿児島堀口製茶有 入来浩幸

鹿児島の製茶問屋。今回のインタビューには、仕上げ製造部で出品茶の仕上げに携わった開発部の私、入来が出席しました。
[プラチナ賞受賞] 
 2018 露地さえみどり2017
 2019 露地さえみどり(シン) 、木魂(露地)極

 

カネトウ三浦園
カネトウ三浦園 三浦克暢

島田市カネトウ三浦園です。自園自製で、販売もしています。牧之原台地に掛かる場所で深蒸し茶をメインに色々作っています。
[プラチナ賞受賞] 
 2016 深蒸し煎茶、紅茶
 2017 露暁台地の「さえみどり」

 

さしま茶 吉田茶園
さしま茶 吉田茶園 吉田正浩l

茨城猿島茶産地の中の古河市にて煎茶と紅茶を作っています。自園自製と販売を行なっていて、AWARDには紅茶で出品し昨年賞をもらいました。
[プラチナ賞受賞]
 2019 IZUMI BLACK TEA 1st Flash 2019 silver moon

 

丸高農園
丸高農園 高橋一彰

静岡市で自園自製と販売をしています。中山間部で傾斜地が半分のため、大量生産はできないので半発酵茶や特徴のある品種茶を生産をしています。大部分は深蒸し茶、一部を半発酵茶にしています。
[プラチナ賞受賞] 
 2014 発酵系のお茶
 2015 発酵茶 
 2016 煎茶、ほうじ茶 
 2017 半発酵のほうじ茶、茶は寿ふ「香寿」
 2019 茶は寿ふ「香寿」

 

株式会社銘茶関口園
株銘茶関口園 関口慶介

宇都宮市で小売をしています。お茶は茶問屋に依頼し特別に製茶してもらい販売しています。 上皇・上皇后両陛下が宇都宮駅で降りられた際に、駅で雲龍をお飲みになられました。また雲龍を別途献上でき、とても光栄でした。
[プラチナ賞受賞]
 2018 煎茶雲龍

 

株式会社新緑園
株新緑園-黒木信吾

宮崎の新緑園 黒木です。宮崎で茶畑も持ち、市場で買い付けもして、小売りをしています。また関東のスーパーでも扱ってもらうようになってきましたが県内ブランドでも頑張っています。
[プラチナ賞受賞] 
 2018 煎茶まれもの

 

 

●受賞茶をAWARDに出した理由や、出品にまつわる思い出、AWARDの良い思い出、悪い思い出などをお願いします。

 

株式会社おさだ製茶
株おさだ製茶 長田夏海

製茶問屋で深蒸し茶を中心に作っています。AWARDへはそれも含め毎年いろいろな部門へ様々なお茶を出品しています。微生物の発酵茶を出して審査員奨励賞もいただいたこともあります。
昨年のお茶はダメかと思ったけどプラチナ賞に残り、意外な結果でした。
それは30年前から時が止まっているような手摘みのお茶です。年配の方も一緒に摘んでいます。
それをブレンドせずに特徴を生かして作りました。
もともと海外では評価をもらい売れていましたが賞をとった後は国内で売れるようになりました。地域は気象に左右される地形なので今年は去年より良くなかったように思います。
今年も開催されていれば色々出したかったです。
来年度以降も特徴のあるお茶を色々出品して行きたい。最終的には発酵茶でプラチナ賞を取りたいです。

 

鹿児島堀口製茶有限会社
鹿児島堀口製茶有 入来浩幸

弊社では荒茶を生産し、その一部を仕上げて関連会社の(株)和香園で販売しています。栽培面積が広いので多様な茶種を生産しています。 AWARDでは最初に粉末茶が審査員奨励賞をもらいました。 2017 年、生産される多くの荒茶の中で、露地のサエミドリに目を引く良いものがあったのですが、その年には出品できずに、 翌年仕上げて深蒸しの露地部門で2017年産として出品しプラチナ賞をもらいました。2019年同じほ場のサエミドリを深蒸しと浅蒸しで露地の2部門に出品して両方評価していただきました。 お茶を作っていて、本来目指しているものを評価されるにはどうすれば良いか、いつも迷っています。自分の好きなお茶と、評価され選んでいただけるお茶は違うと感じています。 AWARD に出品すると皆さんの意見を聞け、その選んでいただけるお茶の皆さんの好みが勉強できて良いです。出品するといただける報告書では、試飲された方のいろんな意見が聞けて、それだけでも相当勉強できて出品する意味があります。今後は紅茶なども入賞を目指したいです。今回出席されている吉田さんに紅茶作りの教えを乞いたいですね。

「ヒカリエで飲んで印象的だった他の方のお茶はなんですか?」
長崎の茶友さんのあさつゆ。2018年に大賞を取られた時、最終結果が出る前のフロアでのプレゼンテーションで試飲させていただいた時に、大賞を取るようなお茶はこんなものだろうなと事前に感じたことを覚えています。その時に口に含んだ時の感覚は今でも心に残っています。

 

カネトウ三浦園
カネトウ三浦園 三浦克暢

いつも複数のお茶を出品しています。深蒸しの被覆と露地。紅茶・普通煎茶などです。
深蒸しで被覆したつゆひかりで受賞した時は、他に形状の良いものを期待して出したのですが、それはダメで記念受験のような気持ちで出したつゆひかりが入賞しました。
自分の思いと実際は違うと感じました。またAWARDでは自分では気付いていないようなコメントがもらえます。自分ではイマイチと感じていても結果的に賞をもらったりします。だからこそ審査してくれた人からのコメントをもらいたい、出さないことには始まらない、なので出品をしています。
このところ感じることは皆さんの技術レベルが上がってること。また深蒸しは出品者が多く受賞しにくいと思うので、ここで頑張りたいとも思います。気象条件、運もある。次年度以降も色々出したい。目指せヒカリエ、同窓会のような感じで全国のいろんな人に会いたい。ホームページに載ると全国の人の目にしてもらえるのです。

最後一つ、聞いてもらえるなら、今年中止になってしまった為、準備したお茶1種につき10㎏が在庫になってしまった!!ことです。そのお茶が熟成されてお茶として価値が上がっていたなら茶商の人には単価上げて買って欲しいです。
(司会の本間 生の声はとても参考になります。)

 

さしま茶 吉田茶園
さしま茶 吉田茶園 吉田正浩l

(ご自身のお茶を飲みながらお話くださいました。)
AWARDに出す理由の一つは報告書をもらえるから、その内容が素晴らしいと思います。
第3者の評価をもらえます。
5年くらい前から出していますが賞をもらったのは去年が初めてでした。
こちらで扱う紅茶品種のライバルはべにふうき。大体評価は上から6つくらいはべにふうき、その次が「いずみ」そんなことが続きました。
プラチナ賞を受賞して、三次審査では1000人くらいの人に飲んでもらい評価してもらったことが嬉しかったです。大勢の人に飲んでもらえて嬉しかったですね。
いずみという品種がマイナーなため、知ってもらえることも嬉しかったです。60年以上前に輸出用に作られた品種で輸出用に作られた釜炒り茶、北アフリカ用でしたが実際はそうはならなかった歴史があります。また福岡で育種された古い品種です。知ってもらうことが目標でAWARDで叶いました。植えてみたい人から栽培方法などを聞かれたりもしました。AWARDに出品し世界が広がった気がします。
TOKYO TEA PARTYは昨年初めて参加しました。華やかな場所と聞いて尻込みをしましたが、せっかくなので来てくれた方に楽しんでもらえるようなしつらえを提供できればと思ってだいぶ研究して参加しました。緊張したけど楽しませてもらえました。
今年もあったら2016年に植えた若木のいずみを出したかったです。(それまでは20年前に植えたもので作っていました。)

 

丸高農園
丸高農園 高橋一彰

我が地域が山間地の傾斜地の為、お茶の大量生産には向かないから、
作るお茶に付加価値をつける為に毎年半発酵茶やそのほうじ茶を作りますが、
その評価を知りたくてしてAWARDに出品しています。
60キロの製茶ラインで1回12キロしかできないお茶を出しています。
半発酵茶は本場の台湾茶が見本で、毎年試行錯誤してやり方を変えながら作っています。
香寿というお茶は父親がこだわっていて台湾製の機材を使って作り、出品しています。
ミル芽で採っていて日本茶のうま味も香りもあるのでそこも上手く出すことを
狙って作っています。また毎年ヒカリエに行くと他の方のいろんなお茶を知れるのが良いと
思っています。

「ヒカリエで出会ったお茶で印象的なのはどんなお茶ですか?」
玉露で冷たく出していたお茶があって、それがすっきりして美味しいと思っていました。出しているのとは違うタイプにも惹かれます。

 

株式会社銘茶関口園
株銘茶関口園 関口慶介

AWARDが最初始まった頃は、知らなかったです。たまたま何かの時にホームページを見つけ、
こんなのがあるのかと知りました。小売りする側で出品できる品評会は無いので、あればいいなと思っていましたし、もともと品評会には興味があったのでその翌年初めて出品しました。その煎茶「天下一」は、ほうじ茶一歩手前まで火を入れる金色透明山吹色に出るお茶で、これにどういう反応があるかを見てみたくて出品しました。
実際報告書を見た時には突き刺さる言葉が多かったです。いろんな所に納品しているお茶なので、そんなことないだろうと思いました。その後煎茶雲龍を何かのきっかけになればと出品しました。2016年奨励賞を受賞した時、作ってくれた農家さんも喜びました。
翌年ファインプロダクト、2018年はプラチナ賞を受賞。見た目薄黄色で緑色には出ない、甘みがないなどと言われたりしたが、本来のお茶の色は緑ではなく、山あいのお茶は山吹色だということを伝えていくべきだと思いましたし、こう言うお茶もあると伝えるいい機会だと思いました。

「お茶らしいお茶とはどんな味ですか?」
香り味わいと甘味が口の中にパッと広がる味をイメージしています。その3つを基準にしています。
全国的にお茶屋さんでは同じものしか置いてないと言われるけど、実は違うんだよと毎回言っています。酒蔵と一緒です。店の要望を聞いて作ってもらっています。そんなことを知ってもらいたいと思っています。

 

株式会社新緑園
株新緑園-黒木信吾

きっかけは社員がAWARDのことを知って、ぜひ出しましょうと言ったからです。
最初はピンとこなかったですが出品してプラチナ賞をもらい、スイッチが入りました。
5年前に初めてヒカリエに行って会場を見た時に涙が滲みました。宮崎はローカルで茶の仕事をしていても表舞台に立つことはないのに、このような場所があることが嬉しかったです。
実行委員の君野さんに、こんな場所を作ってもらってありがとうと伝えました。
消費者によって選ばれるステージがあることもありがたいと思っています。
受賞は、生産者も喜び励みにもなります。そこを意識して仕入れ、いいブレンドもする、トータルでモチベーションアップにつながっています。去年、宮崎は出来が悪かった気がしていました。実際AWARDでも宮崎のお茶が調子悪かった。ということは、味はちゃんとみてもらっているんだ、いい審査をしてもらってるんだと感じました。ヒカリエには社員も交代で行くようにしていて、社員にとってもモチベーションが上がるように思える。来年も楽しみ、良いお茶を作りたい。

「深蒸し茶作りで努力したことはありますか?」
イメージで考えているのは、濃い深蒸しはあるけどうま味甘みが残っているのは少ないことです。葉に力があるものを選び、通常販売している主力の深蒸し茶にするお茶を一生懸命探しています。

 

 

●これから日本茶AWARDに期待していること、どんなお茶を出そうと思っていますか。ご意見あればお願いします!

 

株式会社おさだ製茶
株おさだ製茶 長田夏海

通常の品評会だと特徴のありすぎるものはダメですがAWARDはそれを受け入れる素地があるからいろんな取り組みをしてもらいたいです。いろんなニーズがあって飲むシーンも多様化していますから。
ペアリングも含めて提案して消費者の選択肢を広げたいです。日本茶カフェも飲む機会も増えているだろうから一つずつ階段を登ってもらい、知ってもらいたいですね。アメリカだと若い人ほどお茶を飲み、世界的に見ても緑茶の生産量は増えています。緑茶の未来は明るいと思っています。
AWARDはやると決めてやってほしいです。賞があることで切磋琢磨していく。
プラチナ賞をとったときの評価は良いです。
報告書は複数出品するとその数送ってもらえるけどそんなに刷数はいらないです。

 

鹿児島堀口製茶有限会社
鹿児島堀口製茶有 入来浩幸

今のようなAWARDの運営スタイルは新しい茶種・部門が出てきていいと思います。スタッフの方は次年度の茶種の部門とか考えられるのは大変でしょうけど。次年度どういう茶種が出てくるのか予想しながら楽しめます。昨年フリースタイル茶が茶種に出てきた時、どの様なお茶を出品茶として期待されているのか、要領を必死に読んでもわからなかったので事務局に問い合わせもしました。その時の印象 と入賞されたものも違っていて。高宇さん(実行委員)がヒカリエで説明もしてくださっていましたが、そのような新しいものを追求する姿勢は面白く感じますし、今のこのようなスタイルは維持してもらいたいと思います。
お茶は一緒に食べる食材やその時のシーンによって使い分けるものでありますし、コロナ禍で生活スタイルもかなり変わってきていますので、こういう時に飲むお茶としてあなたはどのようなお茶を提案しますか?というような、テーマとそのための条件の決まった茶種の部門も一部にはあってもいいかもしれませんね。

 

カネトウ三浦園
カネトウ三浦園 三浦克暢

やぶきたや深蒸しは受賞しにくい。煎茶の人・深蒸しの人が大賞をとってもらいたいですね。
色が青くて味が濃いという流行りで選ばれ、今の傾向なのかもと思うけど、やぶきたで勝負するにはどうなのか、結果に出ていません。今後もやぶきたを出しつつも品種も狙っていきたいです。賞を取ることによって知名度はとても上がるので何かしら引っかかっていきたいと思います。
個人的には形状審査がなくなったのは寂しい。味には関係ないとかもしれないけど復活してほしいです!
自分にもらったコメント結果は報告書ができるころは3月なのでもう少し早くに知りたいです。
メールなどで良いので。営業トークに使えるんです!少しでも採用してください〜(笑)

 

さしま茶 吉田茶園
さしま茶 吉田茶園 吉田正浩l

去年、桑原さん(実行委員長)が渋みもいいんだよねといっていたので今年は期待していました。今年その部門ができて、渋みがいいお茶を出そうと思っていたんです。
AWARDはSNSの発信が少ないと思います。主催側の方がツイッターなどでの発信をこまめに出してもらうのがワクワク感が伝わって良いと思うんです。若い方がお茶面白いと言ってるのも聞こえます。
息子がお茶を使ったアルコールをイベントで提供した折に、若い方に評判が良くたくさんの人が来てくれたと聞きました。この流れにAWARDが乗っていかないと勿体無いと思います。
急須はいいけど他の方法も含めて広げるべきです。これだけのカテゴリーのお茶を評価するイベントは他にないのでAWARDがリードしていってほしいですね。

 

丸高農園
丸高農園 高橋一彰

茶種がありますが萎凋させたお茶を出しているから煎茶、釜炒り茶で出したりなどしています。
軽く萎凋させたのも釜炒り茶として出したりしていました。
萎凋した煎茶とかは煎茶に出さない方が良いのではと思ったり、萎凋したほうじ茶はどこに出したらいいのかと思うこともあります。
今は特徴が出せそうなところに出してみていますが萎凋のあるお茶が評価にどうつながっているか知りたいものがあります。
報告書に評価基準は書いてありますが、お茶自体の区分がわからずどこに出そうか迷っているところがあります。

 

株式会社銘茶関口園
株銘茶関口園 関口慶介

香りのお茶部門で出していました。今年は新しい部門渋みの部門に出してみようと思っていました。
一昨年AWARDに行った時の印象として、周知方法が足りないように感じたので、もう少しメディアを利用した方が良いと思います。民放、新聞など利用してほしいですね。やり方はいろいろあると思うんです。
会社ではお茶の淹れ方講座などやっていて、ファンの人も出てきました。そう言うやり方もあると思います。
来年出すとしたらやぶきた100%でAWARDに出せるお茶を製茶してくれる方と共に作り、出品したいです。

 

株式会社新緑園
株新緑園-黒木信吾

現状良いものにしようとしてどんどん細分化されているように思いますが、「AWARDは飲む人の直感で決める。」それでいいと思います。あくまでもマニアックな人の品評会にはならずにいてほしいです。SNSの展開も事務局もやっていって、その上出品する各社もやるように依頼を発信していくのが良いのではと思います。

 

<本間(TOKYO TEA PARTY部長)>
皆様に受賞茶の話、今後作っていきたいお茶の話、AWARDに期待することなど、スタッフとして、色々話していただけてとても励みになりました。
顔を見ながら全国の出品者の皆様との交流は今後も続けていくことはAWARDを良くするために続けていくべきと確信いたしました。
皆様のご意見を受け止め、今後の日本茶AWARDに生かしていきたいと思います。
ありがとうございました。

 

▶︎第2回目 日本茶AWARD出品者(受賞者)へのZoomインタビュー 

▶︎第3回目 日本茶AWARD出品者(受賞者)へのZoomインタビュー 

▶︎第4回目 日本茶AWARD出品者(受賞者)へのZoomインタビュー 

日本茶AWARD出品者(受賞者)へのZoomインタビュー

2020年の日本茶AWARDは、新型コロナウイルスの影響により中止になりましたが、今年は来年以降のための準備期間として今何をすべきかを日本茶AWARDは考えました。

多様な日本茶を発掘し、今までよりももっと皆様に良い品評会とお披露目のためのイベントにするために、一度振り返り、未来に向けたお話を出品者の方に(今回はプラチナ賞受賞者の方へ)オンラインで伺いました。インタビューは10月末より4回(4グループ)に分け、延べ26受賞者の方にお話を伺いました。順を追って公開させていただきます。

※Zoomとは、複数人での同時参加が可能な「ビデオ・Web会議アプリケーション」です。

 

▶︎第1回目 日本茶AWARD出品者(受賞者)へのZoomインタビュー 

▶︎第2回目 日本茶AWARD出品者(受賞者)へのZoomインタビュー 

▶︎第3回目 日本茶AWARD出品者(受賞者)へのZoomインタビュー 

▶︎第4回目 日本茶AWARD出品者(受賞者)へのZoomインタビュー